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風車の損傷や故障のほとんどが落雷によるものだといわれています。ここでは、風車の雷対策と、落雷による被害を少しでも抑える方法を紹介するので参考にしてください。
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Zenken
落雷対策調査チーム
1975年に語学教育事業をスタートさせ、現在ではITコンサルティング事業をはじめ各種事業を幅広く展開。今回は新IoT時代を生き抜くための落雷対策について、豊富な導入実績を誇る株式会社落雷抑制システムズの松本社長に施設ごとの落雷対策について伺いました。
落雷の被害で見落とせないのが、風車です。風車は大型のものだと100mを超えるものもあり、周辺に他に高いものがないことから、被害に遭いやすいといわれています。特に被害に遭いやすいのが、ブレードと呼ばれる風車の羽根部分です。風車の避雷針はブレードのレセプタ部分に設置するため、そもそも落雷ありきで設計されています。
しかし、ブレードが壊れると修理費用が200〜300万円と高額になるだけでなく、修繕期間の損失も大きく、被害が深刻になりがちという一面も。日本の場合、冬季の日本海沿岸で落雷の被害に遭いやすいため、効果のある雷対策をすることが課題の一つといえるでしょう。
「新IoT時代」に必要な
雷を呼び込まない落雷対策落雷抑制システムズの公式HPを見る
ブレード以外にも、ナセルや通信線・配電線への被雷や、雷サージによる電子機器の被害など、風車一つとっても複数の箇所で被害が想定されます。風車の雷対策は地域の特性を考慮したうえでそれぞれに対策が必要で、確立された方法は現時点(2022年3月時点)では明らかになっていないとのこと。
ただし、通信線や配電線、雷サージによる電子機器の被害は風車に限ったことではなく、一般的な雷対策で被害の低減が見込めます。避雷針を設置したり、SPD(サージ保護デバイス)を使用したりして、落雷の被害を抑えましょう。
新・IoT時代に求められる
風車の
避雷設備(避雷針)とは?
何もない場所に設置された高さのある建物がゆえに、落雷の被害に遭いやすい風車。今のところ確実な雷対策は見つかっていませんが、一般的な雷対策を行うことで一部被害を防ぐことが可能です。避雷針を使用する場合、従来の雷を誘導する避雷針ではなく、雷を呼びにくくするPDCE避雷針を設置するのが有効です。
例として、3300台以上の導入実績(2022年4月調査時点)を誇り風車への設置例もある、株式会社落雷抑制システムズのPDCE設置例を紹介します。風車の落雷を少しでも低減したいと考えている企業の方はぜひ参考にしてください。
Examples
「PDCE避雷針」の設置例
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