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避雷針の価格相場について調べてみました。新設工事の相場や移設、修繕についても併せて紹介します。
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Zenken
落雷対策調査チーム
1975年に語学教育事業をスタートさせ、現在ではITコンサル事業をはじめ各種事業を幅広く展開。今回は新IoT時代を生き抜くための落雷対策について、豊富な導入実績を誇る落雷抑制システムズの松本社長にお話しを伺いました。
避雷針を新設する場合、建物の大きさや工事内容によっても変わりますが、概ね100万円〜400万円が目安です。新設工事には以下のような費用も含まれています。
工事期間は1週間から2週間程度を見ておけばいいでしょう。
移設の場合は接地工事や電柱の建設工事が不要のため、その分費用が安くなる傾向にあります。避雷針は本体価格よりも工事内容によってかかる費用が大きく変わるため、新設と移設では価格に大きな差が出るようです。移設工事の例として、マンション設備の避雷針の交換なら、アース線配線工事と設置抵抗測定を含め、およそ40万円の費用が発生します。
建物や設備の大きさも関係するため、あくまで目安として考えましょう。修理の場合、故障箇所にもよりますが、数万円で済むこともあるようです。
「新IoT時代」に必要な
雷を呼び込まない落雷対策落雷抑制システムズの公式HPを見る
避雷針を設置する場合、内部対策としてSPDを設置したい方も多いでしょう。SPDとは、避雷針では防げない、雷サージによる電子機器の破損を防ぐための保護装置です。雷サージについては別のページでも紹介しているので、そちらを参考にしてください。SPDで雷サージ対策を行う場合、大量のSPD設置が必要になります。
というのも、雷サージによる異常な電流の侵入経路は複数あり、すべてにくまなく設置する必要があるからです。SPDは1台あたり数万円〜数十万円かかり、これを各フロアの電源等に設置すれば、それだけで数百万円のコストがかかります。建物が大きければ大きいほど、このコストは大きくなるでしょう。
コストを抑えたい場合、従来の避雷針とは真逆の発想の「落とさない」避雷針の設置を検討する方法もあります。落とさない避雷針とは、雷をあえて呼び込み、安全に地面に流す従来の避雷針とは異なり、そもそも雷を寄せ付けない設計になっている新しい避雷針です。形も尖った形状ではなく、キノコのような丸い形をしています。従来の避雷針と、落とさない避雷針の違いについて、コスト面を含めて専門家に聞いてみました。
株式会社
落雷抑制システムズ
松本敏男 社⻑
公共施設、電力施設、スポーツ施設、宗教施設、⼯場、鉄道/道路 、ビル/マンション、商業施設と様々な施設に3300台以上のPDCE避雷針を導⼊(2022年4月時点)。従来の雷を呼び込む避雷針とは異なり、「雷を落とさない」本質的な雷対策を提唱している。
避雷針自体の価格は、従来型の先が尖ったもので1〜2万円程度、「落とさない」避雷針(PDCE)の場合は50万円からとなります。工事費用は基本的にどちらも変わりません。取付場所の状況によって千差万別です。避雷針本体の価格をみると、通常の避雷針とPDCEでは50倍以上の差があるように思えますが、実際には工事費のほうが高く、全体でみるとせいぜい2倍くらいの価格の差に落ち着きます。
従来の避雷針は落雷をあえて発生させることで電流を地面に流すことを目的としています。しかし、建物は守れても内部の電子機器には重大な影響を及ぼす可能性が高く、IoT時代にマッチした機能とはいえません。内部設備を守るにはSPDの設置が必要ですが、SPDの設置費用だけでも数十万円かかるため、それだけでPDCEの本体費用を上回る計算になります。
コスト面を考えても、PDCEの設置は有効な選択肢の一つでしょう。ただし、PDCEを設置したからといってすべての雷サージを防げるわけではありません。ですが少なくとも落雷の発生頻度を下げる効果があるため、直撃雷による電子機器の故障リスクを大幅に軽減することが可能です。また、そもそもSPDを取り付けられない施設もあり、そのような場合にもPDCEの設置を検討するのも良いかと思います。
避雷針の費用と
新・IoT時代に求められる
避雷針について
避雷針本体の価格は先の尖った通常タイプで1〜2万円、キノコ型の「落とさない」避雷針であるPDCEなら50万円〜のようです。避雷針は設置場所や工事内容によって工事費用が大きく異なるため、設置にかかる総額費用はケースバイケース。編集チームの調査では、100万円〜400万円程度が目安になることがわかりました。
また、従来の避雷針の設計では建物内部に異常な電流が流れるのを防げないため、SPDの設置が不可欠です。SPDを複数設置した場合、別途数十万円〜数百万円の費用がかかることもあります。SPDの価格も含めると、膨大なコストがかかることもわかりました。電子機器を守るには、そもそも雷を落としにくい設計の新しいタイプの避雷針・PDCEの設置がおすすめです。
実際に鉄道会社や学校など、多くの企業や施設で3300台以上の設置実績(2022年4月調査時点)もあり、落雷抑制の一定の効果が見られているようです。
公式HPに設置例も掲載されているので、興味がある方はぜひそちらも参考にしてみてください。
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