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雷で感電したらどうなる?

人体への感電とはどのような現象か

感電は電気ショックとも言われ、人体に電流が流れて衝撃・傷害を受けることを指します。衣類を脱いだ時やドアに触れた時に「パチッ」となる静電気も感電の一種。人体は電気抵抗が低く、特に水に濡れていると電流が流れやすい傾向があります。同じボルト数でも乾燥した皮膚を通ったのか神経が集中する部位を通ったのかによって、ほぼ何も感じないケースもあれば強い苦痛を受けるケースも。感電による衝撃の大きさは電圧、電流、周波数、通過箇所、通電時間など様々な要因によって左右されます。

感電するメカニズム

電気が通っている電線に触れるなど、何らかの原因で電気に接触した際に電流が体を通り地面に電気が流れることで感電は起こります。電気は水のように電圧が高いところから低いところへ流れる性質があり、この性質が感電の原因に。例えば手が電線、足が地面に触れている状態を想像してみましょう。電気は電圧の低い地面へと向かい、人体が電気の通り道になるため、感電します。静電気は仕組みが少し異なり、衣服の擦れで体に帯電した電気が「人体→ドアノブや金属などの導体→地面」へと流れていくときに衝撃を感じるものです。落雷によって感電するケースもありますが、これは雲に溜まった電気が空気中を通って地表へ放電される際、人体がその電気の通り道になってしまうことで起こります。

感電した時の症状

体が損傷を受け、皮膚の痛み・発熱・全身の炎症・脱水症状などが現れるのが主な症状です。感電による人体への影響は、流れた電流の量や電圧、流れた部位や通電時間によって異なります。電流量の違いによる一般的な症状は以下の通りです。

1mA ピリッとした痛みを感じる
5mA 苦痛を感じるほどの痛みがある
10mA 耐えられないほどビリビリと感じる
20mA 筋肉が収縮し、自身で通電物質から逃れられなくなる。呼吸困難になり、通電時間が長いと死亡リスクが上がる
50mA 短時間でも生命に相当な危険が及ぶ衝撃を感じる
100mA 致命的な結果を招く衝撃を感じる

感電死に繋がるケース

多量の電気が人体を流れると、それだけで心肺停止・心拍不規則になるケースがあり、死に繋がります。また電流の通った部位が壊死する場合があり、体幹部や重要な組織で壊死が起こると死に至ることも。濡れた手で電線を触ると100mAほどの電流が容易に流れるため、電気の取り扱いを間違うと家庭用電源でも感電死に繋がるリスクが十分にあります。

感電した時の対処法

誰かが目の前で感電した際、迅速に対処することで重症化や死亡事故を防げる可能性があります。電気を扱う必要がある際は、リスクを踏まえもしもの時の対処法を知っておきましょう。

すぐに医療機関を受診する

感電の症状は見た目ではわかりにくく、気づかない間に体の中で症状が深刻化している危険性があります。軽症だと感じても、必ず医療機関を受診して調べてもらうようにしましょう。

電気が流れない状態にする

家電やコンセントに触れて感電してしまった場合、電源を抜いて電気が流れない状態にしましょう。自分も感電しないようゴム手袋など電気を通しにくいものを使って対処してください。

呼吸や脈拍を確かめる

流れた電気が大きいと心停止や呼吸困難を引き起こす可能性が高いです。脈はあるか、意識はあるか、冷静に判断しましょう。心停止や呼吸停止が起こった場合は、心肺蘇生法を行ってください。

運営元:MSDマニュアル(https://www.msdmanuals.com/ja-jp/ホーム/25-外傷と中毒/感電や落雷による外傷/感電による外傷)

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