こちらのページでは、雷について解説しています。そもそも雷とはどのようなものなのかという点に加えて、年間の雷日数はどのくらいなのか、どの季節で多く発生しているのかといった点をまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。
「雷」とは、いわゆる巨大な放電現象です。
雲が発生した場合には、雲の中で氷の粒とあられが衝突することによって静電気が起き、雲の上の層と下の層で電荷が偏ることになります。この電荷を中和するために雲から地面に向かって放電が行われますが、この雲と地上の間で発生する放電を「対地放電(=落雷)」といいます。また、雲の中や雲と周りの空気との間でも放電現象が起こっており、これを「雲放電」と呼びます。さらに、放電が行われる際に発生する音を「雷鳴」、雷の光だけ見られるものを「電光」といいます。
雷が発生するには雲の発達が必要となります。暖かく湿った空気が上昇して上空にある温度が低い層に達した場合、氷のつぶやあられがたくさん発生することによって、雷を発生させる雷雲となります。このように、雷は非常に高いところまで発達した積乱雲で発生します。
「雷」は夏の季語であることから、夏に発生するものというイメージを持っている方もいるのではないでしょうか。
気象庁のデータによると、全国各地にある気象台や測候所での目視観測に基づいた雷を観測した日の合計(=雷日数)の平均値(1991年から2020年までの平均)は、金沢の「45.1日」が最も多く、次いで新潟の「34.7日」という順になっています。
年間の雷日数は、東北地方から北陸地方にかけての日本海側の地域で多くなっていますが、これは夏だけではなく冬にも雷の発生数が多いことが関係しています。月別に見ると、宇都宮のような内陸部においては夏に多く雷が発生しており、金沢のような日本海側の地域では冬に多く発生しています。冬に発生する雷は「冬季雷」と呼ばれており、世界的にも珍しい雷として知られています。
このように、日本における雷は夏のみに起こるものではなく、いずれの季節でも日本のどこかの地域で雷が発生しているということになります。
参考:気象庁ホームページ(https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/toppuu/thunder1-1.html)