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登山中に落雷があった場合

そもそも山に雷は落ちる?

山でも雷は落ちます。「雷は高いところにしか落ちない」というわけではありません。高い建物や木に落ちて地面に流れることはあります。しかし公園・運動場・海面などの平坦な場所では、周囲に高い建物がない場合、人間がその場で雷が落ちるポイントになり得るのです。

また、金属を身に着けていると落ちやすいという話もありますが、人体への落雷を研究しているグループによると「落雷の可能性は変わらない」そうです。

夏山には雷が多い?

積乱雲、つまり入道雲は雷の巣と考えられています。積乱雲は大気の状態が不安定だと発生しやすい雲です。その事実を踏まえると、夏は積乱雲が発生しやすいといわれています。夏の強い日差しで地表が温められると、上空と地上の温度差が大きくなり積乱雲が発生するからです。

とくに夏山の午後は危険といえます。また、真夏の山は日の出の時点では快晴でも、朝の10時頃に雲が増加して積乱雲が発達することもあります。熱雷といわれる雷雨が発生し、大雨や突風を伴うことも。また、標高が高い山ではなく、内陸、盆地の低い山で発生しやすいのです。

山での落雷事故

2012年、50代から70代の9人パーティが北アルプスで山小屋を目指している時、落雷事故に遭遇しています。開けた場所で落雷事故に遭遇。雷に打たれたのは1人で他の8人は運良く無事でした。同日、他パーティが近くの槍ヶ岳で落雷に遭い1人が亡くなっています。

2002年に旅行会社が企画した塩身岳登山ツアーでは、17人パーティで登山をしていました。13時40分から本谷山の手前で雨が強くなっていき、樹林帯の広場のような場所で雨具ズボンを着用しようとしたとき、近くの木に落雷。落雷した樹木から人体に雷が飛び移る側撃により、木から50センチほどの近くにいた1名が死亡、4名負傷の事故です。

※参照元:文春オンライン(https://bunshun.jp/articles/-/62238)

※参照元:山と溪谷オンライン(https://www.yamakei-online.com/yama-ya/detail.php?id=1998)

登山中の落雷から身を守るために出来ること

天気予報を確認する

気象庁の雷予報や注意報をチェックするのは必須です。テレビの天気予報で大気が不安定と報道していれば、雷の発生率は高いと判断してください。ただ、予報や注意報は随時変更や解除されます。狭い範囲の気象現象も外れることが多いです。また、注意報も雷の発生に間に合わないこともあります。発令地域内の一部というケースもあります。

出発前に雷注意報が出ているなら、登山やハイキングや森林内のキャンプ、山での釣りは中止するか、安全なコースに変えたほうが無難です。

雷鳴があったらすぐに避難する

登山中に雷鳴が聞こえたら警戒しましょう。落雷する可能性のある危険エリアに入っているからです。空を厚い雲が覆っており、暗い積乱雲があるなら、危険エリアから逃げ遅れています。激しい雨も降り始めたら緊急避難が必要です。ただし、小枝や葉先まで含めた樹木の4メートル以内は近づかず、傘を差さず、ピッケルを頭より高く持ち上げてはいけません。

山での避難場所

山の避難場所なら、鉄筋コンクリートや戸建ての本格的な木造建造物の内部が安全です。ただし建物内でも、壁から1m以上離れる、アンテナやテレビや無線機からも2メートル以上離れるなどの注意が求められます。建造物がない場合、十分に張り出た岩陰、洞穴の奥などは比較的安全です。ただ、酸欠には注意してください。危険な場所は5m未満の樹木や岩の周囲など保護範囲がない場所です。逃げられないなら、その場で両足を揃えて、目を閉じて耳を塞いでしゃがみ込むという方法があります。

※参照元:日本山岳会科学委員会 山で雷にあったら(PDF)(https://jac.or.jp/images/yamadekaminari.pdf)

建物別の避雷針の設置例と
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